看護師の魅力は、何といっても将来に向けて多様な選択肢があることだといえます。
看護師として経験を積み重ねていけば、多様なキャリアパスが開けてきます。例えば、新人看護師から始まり、経験を積んで主任や看護師長へ昇進し、看護部長や副院長への昇進といった看護管理者への道も多様なキャリアパスの一つです。
また専門性を高めて、高度なスキルを持ったスペシャリストになることもキャリアパスと言えます。
看護師の世界にはがん看護や精神看護、緩和ケアや感染管理など様々な分野があります。それぞれの分野で専門性を高めるためには、専門看護師や認定看護師などの資格を取得することがとても重要です。
認定看護師や専門看護師の資格を持つことで、その分野で高いスキルを持っていることを証明できます。資格の取得を目指しながら実務を経験することで、さらに技術の吸収力が高まりスキルは磨かれていくでしょう。
その他に、社会の動向を見てみると、在宅業務に対する専門性を高めることが、今後の新しいキャリアパスとなることが見込まれます。
最近は高齢化社会が進んでいるため、介護を必要とする人が増えています。高齢者をはじめとして自宅で闘病、療養をしたいと希望する患者さんが少なくありません。
そんな患者さんの自宅を訪ね、医師の指示による医療的処置を行う在宅看護の重要性が増しており、同時に在宅看護を担う訪問看護師の存在が求められています。このように、看護師が活躍できる場は間違いなく広がっています。社会に必要とされる人材を目指すのであれば、将来性が高い専門性を磨くことが大切なのです。